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ブランド戦略

日経BP:ソフトバンクがブランド統一で社名変更を検討,年内に結論へ

現在は“本業”である「ソフトバンク」のソフトウエア流通事業のほか、個人向けブロードバンド・サービス事業のYahoo! BBを展開する「ソフトバンクBB」、法人向け通信事業の「日本テレコム」、買収を表明している球団「福岡ダイエーホークス」の運営など、さまざまなブランドと企業がグループ内に存在し、増え続けている。10月には英ケーブル・アンド・ワイヤレスの日本法人ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W IDC)の買収も発表している。
これら各社の社名を変更して統一、ブランドの一体感を出すのが狙い。

企業の経営戦略として「ブランド戦略」は非常に重要だと思います。

アメリカ・マーケティング協会による「ブランド」の定義は、「ある売り手あるいは売り手の集団の製品及びサービスを識別し、競合相手の製品及びサービスと差別化することを意図した名称、言葉、サイン、シンボル、デザイン、あるいはその組み合わせ」とありますが、私は「ブランド」に対する定義を「企業-顧客間における、ある一定の信頼の証」としてみたいと思います。

ソフトバンクの場合、プロ野球球団買収を良い機会として各グループ会社名の統一を図り、ソフトバンク・グループと顧客との間に、ある一定の信頼感(今回の場合はイメージ)を創るということなのだと思います。


話の起点を企業ではなく自分自身として、ブランド戦略を考えてみるとどうでしょう?経営理論としてのブランド戦略を、自分自身に当てはめてみるとどうなのでしょうか?

営業に携わる人のみならず、どんな業務を担当している人にとっても「後工程はお客様」と考え、「自分自身-顧客間における、ある一定の信頼の証」を築くことができているでしょうか?

○○さん、と自身のステークホルダーが名前を聞いた時に、何かしら具体的なイメージを抱き、ある種の信頼感を感じてくれているでしょうか?

私は、自分という会社の自分ブランドを確立できるように仕事をしたいと思っています(自戒)。自身のコア・コンピタンスを確立し、ブランド・ロイヤルティを高め、ブランド認知度を高め、顧客が感じてくれる私の仕事の品質を高め、私自身のブランド・エクイティを高める。それがひいては、仕事の成果や評価や報酬に結びつくはずだと信じています。

自分という会社を経営していくのは自分です。
自分という会社の経営を人任せにはできません。
安定した黒字経営を実現できるよう、ワクワクするような事業展開が繰り広げられるよう、計画を立て、戦略を練り、目標達成に向けて経営努力をしていかなければなりません。

経営理論に関する勉強、知識の習得は、自分経営のための礎でもあるのです。業界で卓越した企業として、社会に消えることの無い足跡を残せる企業として、自分という名のビジョナリー・カンパニーを築いていきたいものですね。