頭の整理と思考のトレーニング -3ページ目

男道 清原和博

男道/清原 和博
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以前、本屋でこの本を見かけた時、手に取る気になりませんでした。


何となく、「“番長”と囃し立てられた成れの果てに、愚かな男気を気取った本を出したか・・・」と思ってしまったのです・・・。先日、職場の部下が「面白かったですよ!」と貸してくれまして、怖いもの見たさに、とうとう読んだ次第です。



PL学園のKKコンビとして甲子園を沸かせた頃から、清原選手のことは好きでした。


ドラフトで巨人の指名を受けることができずに涙した記者会見をTVで見ました。

巨人vs西武の日本シリーズで、試合中に涙を流す清原選手をTVで見ました。

FA権を獲得し、巨人にやってきた清原選手を心から応援しました。

マスコミが何と言おうと、周囲の人が何と言おうと、「頑張ってほしい」と思う選手でした。


私はプロ野球の巨人ファン。巨人に拘り、巨人にふられ、巨人に涙した清原選手は、西武時代も、FAで巨人に来た時も、オリックスに行ってからのリハビリ生活時代も、ずっとその動向を追い続けた選手です。引退試合やセレモニーは、TVの画面を食い入る様に見つめていました。


西武に入団した1年目に31本のホームランを打ち、この選手は、いつの日か王さんのホームラン記録を塗り替える可能性があるのではないか?って思いました。毎年、「今年こそはホームランキングのタイトルを清原に取って欲しい」、「いつの日か三冠王を取って欲しい」と思い続けたのですが、とうとう無冠の帝王としてユニホームを脱ぐことになってしまい、それが清原選手らしいと思うのと同時に、残念でならないという気持ちが同じくらいあったのです。


甲子園で活躍していた頃の輝きは、群を抜いていました。

プロ野球デビュー1年目のホームラン数は驚きでした。

西武の4番時代は、広角に打ち分けるホームランが、しなやかに見えました。

巨人に来て、どんどんマッチョになって、時折見せるホームランは度肝を抜く迫力でした。


何故、タイトルが取れないのか?

注目される程には、抜きんでた成績が残せないのは何故なのか?

確かに500本を越えるホームラン記録を残し、2,000本安打を達成し、名球会入りの権利は獲得したものの、清原という選手は、もっともっと大きな記録を残すことができたのではないのか?



この本を読んで、少しだけ分かったような気がしました。


私は、勤めている会社で人材育成の仕事に6年間携わりました。特に、入社後間もない若手社員の育成に数多く関わってきました。1,000人を超える若手社員を見てきた中で、伸びる社員・成長する度合いの大きい社員というのは、素直な心で他人の話を聴く耳を持っている社員でした。


清原選手は、あまりにも「拘り」が強すぎて、周囲の人に対して素直な心を持って接することができていなかったのではないか、他人の助言を聴く耳を持つことができなかったのではないかと思ったのです。だから、余りある才能を更に伸ばすことができず、才能の分だけの記録しか残すことができなかったのではないかと。


どんなことに対しても、拘りを持つのは大切なことだと思います。

しかし、拘りも度が過ぎると、自己の成長を阻害します。

もちろん、拘り抜いた結果について、それで良しと満足するか否かは、他人が決めることではないのですが。



大好きだった清原選手。

とうとう無冠の帝王に終わった清原選手。



ボールを遠くに飛ばすことに拘り続けた23年間の選手生活に、本人は一定の満足感と納得感を持っているのだと思いますが、本書を読んで、拘り続けた選手生活に、やり抜いた男の凄さを感じるのとともに、『愚かなまでの拘り』に対して、何となくもの悲しさを感じたのは、私だけでしょうか・・・?




とは言え、PL学園時代から含め、26年間に渡って楽しませてくれた清原選手。

桑田選手に対する素直な気持ちも本書に書いてくれていることを加味して、


★★★★☆!

(星4つ!)

マンション購入

頭の整理と思考のトレーニング


昨年の秋から物件探しを衝動的に始め、マンションを購入。本日、某Bankから資金借入れを行う最終手続きを済ませてきました。今週金曜日に物件引渡し。31日(土)に引越します。


昨今の低金利、住宅ローン減税、不動産不況に伴う物件安と、不動産購入には絶好の時期にはまったかな?と思いますが、『買おうと思った時が買い時』 を実践したというのが正直なところです。


不動産売買というのは、段取りが分かりづらいものですね。何をどうしたら良いのやら、一つの手続きが終わったら次に何をしたら良いのやら、全体像が見えにくく少々戸惑いました。物件売買にあたっての段取りと必要書類、住宅ローンを組むための段取りと必要書類、その両方を進めるタイミングを合わせながらの手続き進行。


また、売買契約書等の契約条項を読んでいると、日本の不動産業界は慣例が蔓延る古臭い体質が多く残った業界だなぁと思うことも多かったです。


何はともあれ、転勤族である私にとって不動産購入は大いなる冒険ではありましたが、新居への引越しが待ち遠しい(嬉)


明日は、家具を物色にショッピングーグッド!です。


4年振りの再開

2004年に始めたブログ。

最後のエントリーを書いてから、4年間も放置し続けてしまいました。


改めて読み返すと、一所懸命書いてたなぁとシミジミ思います。

頑張り過ぎちゃって、格好つけ過ぎちゃって、ブログを書くことが面倒くさくなってしまったという感じです。


この4年間、仕事でもプライベートでも色んなことがありました。

今日、2009年1月22日。37歳になりました。


また、何となく書いてみたくなったので、再開してみることにします。

ブログ全体の趣旨に一貫性を保つこと等は気にせず、気楽に楽しんでみようと思います。



「ライブドア vs フジテレビ」にみる企業の所有権論

「ライブドア vs フジテレビ」何ていう話題は今更でしょうか(涙)。ブログ更新を休止している間にも、世間は激動の毎日なわけですね。当然ですが。

株取得による企業買収騒動・ニュース合戦の中で、企業の所有権について「企業は株主のものである」論が世論の主流になっているようです。これについては、以前「経営とは 」で触れましたので、詳細は前出のエントリーを読んで頂きたいのですが、少し追記。

結局は、企業が株主のものである論も、経営者のものである論も、従業員のものである論も、視点の違い・論者の立ち居地の違いによっているだけの話で、どれも正解なのでしょう。

そもそも「企業は誰のものであるのか?」という問い自体に、主体性の無さを感じるのは私だけでしょうか。株主のものだ!という株主、経営者のものだ!という経営者、従業員のものだ!という従業員に健全さを感じます。

強いて問うならば「“企業”とは何ですか?」と問うべきであると思います。lucky的言い方では「“企業”って誰のこと?」とも言いたいのですが。


ライブドアのニッポン放送株取得によりフジテレビが不意を衝かれている頃、私は勤務先の会社から内々に転勤のお話を頂き、同じく不意を衝かれております。

このブログの一番最初のエントリー「仕事とは 」を自分自身で読み返している今日この頃です。


あっさりしたエントリーで再開の狼煙を上げさせて頂きます。ボチボチと書いていきますので、宜しくお願い致します。

ブログ更新一時休止のお知らせ

気がつけば、はや2月。ランキングも再開されたようですね。

1月下旬から急遽、本来の担当業務とは全く異なるミッションにより仕事が非常に忙しくなってしまい、ブログ更新が滞っております。この拙いブログを見に来て下さっている方には本当に申し訳なく思っております。

「忙しい」とは「心」を「亡くす」こと。
「“忙しくて出来ません”等とはその気が無いだけだ」と後輩社員面々に言ってきた私が、仕事の忙しさを理由にブログ更新を怠っているのは、非常に情けない話です。

しかし今は兎に角、頭の中の全ての回路と全ての気力と体力を実生活での仕事に傾けたく、ここで一旦ブログ更新一時休止を宣言しようと思います。(とっくに休止してただろ、との声もありますが)

今月第3週に突入する頃には再開する予定です。
今後とも宜しくお願い致します。